今回はUBS(スイス・ユニオン銀行)の偽物を使った詐欺の手口についての分析です。このパターンは、「ナイジェリアの手紙」や「国際ロマンス詐欺」と言われていて、出会い系サイトの支援サギと似ているので騙されないように注意してください。
【エドモンドコー編】
この手口では、インスタからコンタクトがあり、シンガポール支店のボスを名乗るEDMOND KOHから大金を受け取ろうとすると、先にパスワード発行やアカウントのアップデートで費用を請求されてお金を騙し取られます。信じてお金を払ってもあとで大金がもらえるケースはありません。
UBSの偽物の手口
Instagramを悪用して連絡がきて、スイスに本社があるUBS銀行のシンガポール支店のボスを名乗るエドモンドコー(EDMOND KOH)からコンタクトがある
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LINEに誘導されてやり取りがはじまる
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自社支店の不明顧客の預金12億を日本口座に送金するからシンガポールUBSに口座開設してくれと頼んでくる
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初回の手数料50万をアップルカードまたはビットコインで送金してほしいと言われる
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拒否すると、10万でよいからと金額を下げてきて取り引きに乗ったら、UBSの偽物のアカウントが作成される
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その後、まだ送金できないといって、パスワード発行やアカウントのアップデートが必要といって、合計120万を請求してくる
↑のケースでは、UBS銀行のシンガポール支店のボスを名乗るエドモンドコーを信じてお金を払っても、12億円は送金されなかったという被害の情報がありました。他に、UBSキャッシュカード作るから送料350万関税代払え、不明預金者のパスワードシークレットナンバー検索に1500万払えと請求してくるという情報があります。
偽UBS銀行エドモンドコーの情報
名前:EDMOND KOH
特徴:UBS銀行シンガポール支店の自称ボス、社長を名乗る男、SNSから12億支援の申し入れの連絡をしてくる、アップルカードで50万口座開設手数料送金を要求してくる、別名「エイミーロー」
使用されていた身分証:
※一部はこちらで黒塗りにしています
UBSの偽物サイトで使われていたURL:
https://ube-s.com
※↑のURLだけではサイトは確認できませんでした。
スクショ:
※一部はこちらで黒塗りにしています
本物のUBS(ユービーエス)は、スイスに設立された投資銀行でした。スイス・ユニオン銀行(Union Bank of Swiss)が正式名称という情報が確認できます。詐欺師が名前を悪用しているケースなので、騙されないように注意しましょう。
UBSの偽物を使った詐欺では、一度だけ5000円送金してきたという情報がありました。本物の悪人は、このように一度お金を振り込んで信用させてから、大金を騙し取ろうとしてくるケースがあるので注意してください。
参考記事:仮想通貨詐欺で全財産を騙し取る手口
UBS銀行の偽物で騙しているエドモンドコーの手口では、アップルギフトカードが悪用されているという情報がありました。この手口は、出会い系の支援詐欺サイトと同じです。悪用されているケースがたくさんあるので、支払いにApple Gift Cardを要求されたら、騙されているケースに注意してください。
参考記事:アップルギフトカードを悪用したケース
このような手口は、「ナイジェリア詐欺」と言われたり、男女間のケースで恋心を悪用しているケースでは「国際ロマンスサギ」と言われていて、海外の資産家などの設定の架空人物から連絡がきて、先進国などの比較的お金に余裕がある国の人たちをターゲットにして、古くは手紙やFAXを使い、電子メールが普及してからメールに変わり、今はSNSを主戦場にして騙しているケースが分析できるので十分に注意してください。
【詐欺被害にあわないようにするために】
「ナイジェリアの手紙」や「国際ロマンス詐欺」では、使われる名前や悪用される銀行などの名前は変わるので、使われている名称自体に注意をしてもあまり意味がありません。
被害にあわないようにするには、SNSなどで知り合ったよくわからない人のことは簡単に信用しないことが重要になります。特に知らない人から積極的なコンタクトがあるケースでは、ほとんどが詐欺や誘導なので簡単に信じてはいけません。
会ったこともない他人に大金を振り込まないようにするだけで、被害にあわないようにできるケースがあります。うっかり巻き込まれないように注意しましょう!
【被害にあってしまったら】
「ナイジェリア詐欺」や「国際ロマンスサギ」の被害にあってしまったら、騙し取られた金額の回復は困難です。被害にあわないようにすることが重要なので、まずは悪質な手口を知って、SNSのDMやLINEやメールのやり取りだけで、相手から大金の支払いを要求されても簡単に払わないようにしましょう。身分証などは簡単に偽造できるので、写真が送られてきても信じてはいけません。
参考記事:動画も信じてはいけない時代になりました
「ナイジェリアの手紙」や「国際ロマンス詐欺」の返金は難しいのですが、↓のようにお金を取り戻せたケースがあったという情報が2021年にありました。
「99%詐欺被害の返金は難しい」の言葉を覆し、海外からお金を取り戻した女性が、1%にかけた行動とは?
↑の記事によると、日本の警察に被害届を受理してもらっていたことが、重要な証拠となって返金を受けることができたと書いてありました。「ナイジェリアサギ」や「国際ロマンス詐欺」の被害にあってしまったら、まずは日本の警察に被害届を出すために相談しに行くのがよさそうです。
警察に行っても、被害届けは簡単に受理してくれないケースや、被害金額が返ってくることはないと言われて冷たい対応をされるケースがあるかもしれないので、返金を考えない人にとっては行く意味はあまりありません。警察が海外の詐欺師を捕まえるために捜査してくれるケースは、管轄外で犯人を捕まえられる可能性がほぼ0%なので、ありえないと予想できます。
「ナイジェリアの手紙」や「国際ロマンス詐欺」の返金を何とかしたいと考えるその気持ちを、別の悪い人からターゲットにされるパターンもあるので注意してください。返金できるといって、着手金などのお金を要求してくる専門家がいれば、まずは二次被害のケースを疑ってください。
参考記事:
悪質な探偵による返金二次被害
弁護士や非弁屋による二次被害が増えている
サクラ出会い系からの返金のケースにも当てはまりますが、詐欺の被害にあってしまって、そのお金を取り返すためには、自分自身で動く努力をしないと成功はできないケースがあります。
参考記事:悪徳出会い系の返金について
お金を取り戻すことはとても難しいケースが予想できますが、警察に行って誰かに相談することで気持ちを落ち着かせることができるケースもあるかもしれません。返金したいと考える人は一度相談してみましょう。
「ナイジェリア詐欺(ないじぇりあさぎ)」や「国際ロマンス詐欺(こくさいろまんすさぎ)」についての情報があれば、コメントから口コミ情報の提供をお願いします!
※この情報はY様からもらいました。情報ありがとうございます!
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