悪質なサクラ出会い系サイトからの返金方法

出会い系サイトのサクラに騙されてお金を使ってしまった場合、そのままあきらめてしまう人も多いと思いますが、騙された内容によってはそのお金を取り返せる場合があります。

【返金するための方法】

１、返金のための情報を集める。
まずは、返金をするために出来る限り自分の被害状況をまとめます。
※返金活動をする人は悪質業者に動向を悟られないように注意してください。
　・返金までは悪質サイトへ退会申請や仕返しをしない。
　・悪質サイトで使っているニックネームで掲示板に投稿しない。（匿名を推奨）

【最低限必要な情報】
・サイトに支払いをした明細書（銀行振込、クレジットカード、WEBマネーなど）
・騙されたサイトのサイト名・URL

まずは上の情報が必要になります。これらの情報は、一番最初に消費生活センターに連絡する時に必要です。この情報がなければ、そもそも悪質サイトに騙されて支払いをした証明ができないので、これらの情報がないと返金はとても難しくなります。
次に↓の情報を集めます。

■出会い系サイトの情報
・運営会社
・住所
・電話番号
・代表者、責任者の名前
・メールアドレス
↓の情報があるとサイトの不備などを指摘することができる場合があるので、返金できる確率が高まります。
・インターネット異性紹介事業番号（ない場合は違法営業サイトです。）
・第二種電気通信事業番号（ない場合は違法営業サイトです。）
・出会い系サイトの利用規約

■被害状況
被害の情報を正確に伝えられるように下の被害情報をまとめておきます。
・サイトに登録したきっかけ、登録日
・使用していた期間
・相手（サクラ）の名前、写真、プロフィール
・やり取りしていたメール
（サイトのメールは悪質業者が削除する場合があるので写真で保存）
・騙された金額

【最低限必要な情報】以外はすべての情報を集める必要はありませんが、可能な限り集めることが返金できる可能性を高めます。

２、消費生活センターに相談する。
被害状況をまとめたら、消費生活センターに相談をしてみましょう。

消費生活センターのホームページ

消費生活センターには、似たような相談が寄せられているので、被害に遭った人の状況によって返金ができるのかどうか、返金のためにはどうしたらよいかなど相談できます。

相談する時に間違えてはいけないのは消費生活センターは返金を受け付けてくれる機関ではありません。相談や返金方法のアドバイスをしてくれても、返金のためのいろいろな対応は自分でやらなければいけません。

消費生活センターに相談した後、必要に応じて弁護士に相談する必要がある時もありますが、悪質な弁護士や司法書士がいると言う話も聞きますので、まずは信頼できる国の機関である消費生活センターに相談をしましょう。消費生活センターに相談した結果、弁護士などへの専門家へ相談する必要がある時は下のことに注意して下さい。

【弁護士や司法書士に相談する時の注意点】
まず、弁護士だから誰でも大丈夫だと思ってはいけません。中には被害者をさらに騙そうとする偽弁護士も存在すると言う情報があり、実際に被害者が騙された二次被害の報告も聞きます。

また、弁護士などの専門家に相談すると面倒な手続きを手伝ってくれる代わりに、手数料を取られます。その手数料負担が大きく、返金に成功したけれど、弁護士への報酬が多くて実際に返ってきた金額はわずかだったという結果になることもあります。これでは何のために返金をしたのかわかりません。

そういうことにならないように、弁護士などの専門家に相談する時は、まず信頼できる弁護士を選ぶこと、次に返金が成功した時に報酬の何％かを支払う成功報酬制で対応をしてくれるところに限って相談するようにしましょう。

【警察への相談は必要か？】
警察の場合は刑事事件として出会い系サイトの調査をすることはあっても、個人の返金活動を手伝うことは普通はありません。被害届を出すことはできますが、返金について警察に相談することはあまり意味がありません。しかし、サイトに違法性がある場合には、警察が動くこともあるのでどこに相談してもダメだった場合には、下のようなサイトの違法性を警察に説明して相談してみましょう。

・年齢確認を取らずに勝手に登録されて出会い系サイトだと知らずにお金を払ってしまった。
・サイトに特定商取引に関する法律に基づいた運営者の情報がない、または運営者の情報が偽物だった。

「サクラだった」と警察に説明をしても、不確かな情報では警察は動けないので、警察に説明する時にははっきりとした違法性を説明する必要があります。

最後に

返金するためには、書類を作成したり、内容証明を送ったりする必要があり、多くの労力が必要です。また、それらをすべて行ったとしても必ず返金できる保証はありません。消費生活センターの人や、警察、弁護士に話をする時には、細かい話をしないといけない場合もあり、精神的に嫌な思いをすることもあります。全額返金ができた例もありますが、成功しても一部返金で終わる人もいます。それでも、過去に返金に成功した例を見ると、あきらめずに行動した人が返金に成功しています。

運営会社を変えたり、サイトを変えたりして行方をくらます出会い系サイトも多く存在します。もし、あなたが返金を望むなら、早く行動することが大切です。その一歩としてまずは消費生活センターに相談してみましょう！

消費生活センターのホームページ
※国民生活センターは国の機関が運営しているので信用できる安全なサイトです。

関連記事：Amazonギフト券でポイント代を払わされたケース

出会い系サイトの返金に関する体験、質問があればコメントをお願いいたします！

ツイート

あなたが共有してくれたこの情報で助かる人がどこかにいます！

2014/01/22作成 2024/10/30更新
出会い系のニュース コメント631件