今回は、悪用が絶えないアップルギフトカードについての分析です。
Apple Gift Cardを悪用している詐欺に、騙されないようにするにはどうすればいいのか、被害にあったら返金はできるのか、どう対応すると被害を減らすことができるのかをまとめているので、参考にしてください。
【騙されないようにする方法】
これはとてもシンプルで、「Apple公式のサービス以外への支払いに、Appleギフトカードを使うよう指示されたら100%詐欺!」だと覚えておくだけで大丈夫です。
特に出会い系やマッチングサイトを利用していて、サイトからApple Gift Cardでポイント購入するように言われたり、LINEで知り合った人が手数料をギフトカードで支払うように言ってきたら、100%詐欺のケースなので、そこで支払いをやめて、相手とのやりとりもやめてしまって大丈夫です。
誰かにギフトカードの16桁の英数字番号を教えるという行為は、相手にギフトカード分の現金を渡すのと同じことなので、安易にコードを教えてはいけません。次で説明する通り、ギフトカードでお金をだまし取られると、取り返すことはほぼ不可能になるので、被害にあわない方法を知っておくことは、最も重要なポイントになります。
【被害にあったら返金はできる?】
Apple Gift Cardでお金をだまし取られる被害にあうと、返金はほぼできません。相手がまだコードを使っていない時だけ、無効化できるチャンスはありますが、詐欺師もそこまで間抜けではないため、現状はコードを送ったら即チャージされて、ほとんどのケースでは、もう返金は不可能になっています。
コードを送った後に、まだ時間が経っていないなら、送ったコードを自分のアップルのアカウントに急いでチャージしてみましょう。コードの悪用が自動化されていなければ、運がいいと自分のアカウントにチャージできて、詐欺師にお金が渡ってしまうことは防げるケースがあります。
すでに送ってしまったプリカ情報を使用された後では、警察に言っても、消費生活センターに言っても、弁護士に相談しても、残念ですがお金を取り返せるケースはありません。
【被害にあってしまった時の対応】
Apple Gift Cardでお金をだまし取られたら、コードを教えて数分以内で、まだ使用されていない可能性がわずかでもあるなら、まずはアップルに連絡してみましょう。コードが使用されていなければ、無効化できるケースがあります。購入時のレシートや使用したプリカは、必須なので忘れないようにしましょう。
すでに時間が経ってしまっていると、お金を取り戻せる可能性は、ほぼありません。それでは、被害にあってしまったら、もうやれることはないのかというと、できるだけ警察や消費生活センターなどの公的機関に被害を伝えておくことは、今後同じようなギフトカードをだまし取られる被害にあってしまう人を減らすためには有効なケースがあります。
公的機関に、悪用被害の実態が報告されていけば、数値としては残っていき、その結果、アップルギフトによる被害金額が、年間で途方もない規模で発生しているという実態が把握されれば、警察や消費生活センターは動かざるをえなくなるはずです。
実際に、警察庁から対策要請が出ているというニュースも確認できます。
ニュースでは、電子ギフト券の被害額は2023年に約21億5千万円と書いてありますが、警察、消費生活センターへ報告されていない件数が、相当数あると予測できるので、実際の被害金額は、もっとあるはずです。金額の大きさによって、社会問題としての認識も強まり、対策も強化に進みやすくなるケースが予想できます。
【アップルギフトは決済方法ではない】
悪質出会い系サイトでは、Apple Gift Cardを悪用してコードをだまし取る手口を、決済方法のように書いているケースがあります。これは決済方法ではないので騙されてはいけません。
あなたが送ったコードは、このようにして換金されます。
・コードを送る
↓
・悪質業者が即自分たちのアカウントにチャージしてコードを使用
↓
・チャージした金額を後日、iphone購入やゲーム課金などで使用して換金
悪質業者がApple Gift Cardを悪用しているのは、高い換金性と、コードを使用した後の返金が、実質不可能な状態にあることが主な理由になっています。要は返金させないためにプリカを悪用しているのです。コンビニでカードが簡単に買える入手のしやすさがあることも、カードが悪用されている理由です。
【プリカを悪用できる仕組みを減らす対策は必要】
昔はアマギフが悪用されていましたが、今は悪用はほとんどなくなっています。Amazonが悪用する側のメリットを減らすために強力なアカウント凍結措置を行った結果、アマゾンギフトを悪用するよりも、別のプリペイドカードを悪用したほうがいいと悪質業者に判断されたようで、詐欺師がみんなアップルに集結した結果が今の状態です。
Apple Gift Cardの悪用は、アマゾンギフト券の悪用よりも大規模に行われるようになっているケースが推測できて、アップル側では、Amazonの時のような積極的な悪用防止の動きが見られないため、悪用され放題みたいな状態になってしまっています。
【アップルが変わるきっかけ】
企業を動かすには消費者の意識の変化も必要です。Apple Gift Cardが、様々な悪質サイトで悪用されていたら、アップルのイメージ低下は徐々に進んでいきます。
消費者から、「ギフトカードで騙されてしまってもう信用できない」「リンゴマークは変なサイトでも見かけるからなんか怪しい」というネガティブなイメージが定着していくことは、企業側としては大きなデメリットになるため、プリペイドカードが悪用されないように対策を始める動機につながります。
海外でもアップルギフトの悪用は起きていて、海外の事例では、アメリカで集団訴訟に発展しているケースもあり、アップル側も少しずつ変わってきて、詐欺被害を減らすための対策に力を入れ始めているケースはあるようです。
ギフトカードの悪用の対策をしないということは、プラットフォームを提供している会社が、その社会的責任を放棄しているのと変わりません。この問題意識を共有して、今のアップルの対応には問題があるのではないかと、多くの人が声をあげることが、アップル自体を動かすことにつながります。
そのために、被害に遭ってしまった人が、消費生活センターや警察との被害情報の連携を行い、被害の実態を把握できるようにしていくことはとても重要なことと言えます。
アップルギフトカードが悪用されなくなったら、次にまた別のプリペイドカードや換金手段を見つけてきて、悪質業者はお金をだまし取ろうとするはずです。そのため、プリカ悪用手段をなくすことだけでは、被害は簡単には減りません。
それでも、悪質な業者が「簡単に現金化」をして、「その犯罪行為の責任追及ができない仕組み」を減らしていくことは、詐欺の実行を難しくして、犯罪を行うメリットを減らし、被害を少しでも減少させる方向にはつながっていくはずです。今のアップルギフトカードの悪用は、世界規模で見ても、このまま放置していい問題ではなくなってきていると言ってもいいくらい悪用されすぎています。
被害が減る気配がない「Apple Gift Card(アップルギフトカード)」の悪用について、ご意見、追加情報があれば、コメント欄から口コミ投稿をお願いします!
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