今回は架空請求メールを取り上げます。下の㈱エスコムという会社から請求のメールが送られてきても支払いに応じる必要はありません。徹底無視をしてください。
■メールの本文
㈱エスコム
03-4477-2556
担当:矢野
早速、本題に入らせて頂きます。
現在お客様がご使用になった携帯電話端末より、以前お客様がご登録されました
「総合情報 サイト」
「特典付きメルマガ」
「懸賞付きサイト」等において、無料期間内に退会手続きが完了されていない為、ご登録料金及びご利用料金が発生しておりましたが、料金が未払いの状態となったまま長期間放置されております。
当社はサイト運営会社より依頼を受け、料金滞納者の個人調査、身辺調査及び手続きの代行を主に行っております。
本通知メール到達より翌営業日正午までにご連絡を頂けない場合には、規約に伴い、個人調査の開始・各信用情報機関への個人信用情報(ブラックリスト)の登録・法的書類を準備作成の上、即刻法的手続き(強制執行対象)の開始、以上の手続きに入らせて頂きますので予めご了承下さい。
手続き完了後、後日回収機関によりご本人及び第三者への満額請求へと変わる場合もあります。
手続き移行の前により良い解決に向かう為、退会の手続き、和解、相談等ご希望の方は、お電話にて担当者までお問い合わせ下さい。
※尚、本通知は最終通告となります。
㈱エスコム
03-4477-2556
担当:矢野
代表取締役:中松 義雄
関連団体:社団法人 日本調査業協会
受付時間
9:00~20:00
定休日・(日)
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典型的な不当請求メールで、「後日回収」「最終通告」「ブラックリスト」「強制執行」「法的手続き」などと脅しの言葉がたくさん書かれています。このような言葉は脅して払わせるための言葉なので騙されてはいけません。
この電話番号は㈱アップシステムという名前の架空請求でも使用されていたという情報がありました。また、担当者の名前も矢野に限らず、中松、上原と変わっているメールの情報もあります。
メールに書いてある「社団法人 日本調査業協会」という団体は正式に存在していますが、勝手に名前を使用されているだけなので、これを見て信用してはいけません。
勝手に名前を使われている被害者でもある「社団法人 日本調査業協会」のホームページには架空請求に注意する記事が書かれています。
http://www.nittyokyo.or.jp/topics/2012-11-09/000280.htm
架空請求メールを受信したら、まずは冷静になることが大切です。突然の請求を受ければ誰でも驚くのは普通のことです。しかし、驚いて焦ってしまっては相手の思うつぼになってしまいます。このようなメールは過去に出会い系サイトや悪質懸賞サイトを利用したことがある人に対して送られてきます。こちらも身に覚えがないわけではないので「もしかして・・・」と思ってしまうのも無理はありません。しかし、メールに書いてある「無料期間内に退会手続きが完了されていない為、ご登録料金及びご利用料金が発生しておりました」というのは、出会い系の勝手後払いと同じで利用者の了承を得ない不当な請求以外の何物でもありません。
不当請求に対する対応は無視をすることです。メールをブロックして相手にしなければそれ以上請求がくることはありません。焦ってメールに返信したり、電話をしてしまうとこちらの情報を詐欺師に伝えることになってしまい大変危険です。相手は詐欺師なので、連絡すれば騙せる”カモ”と見られてその後もしつこく狙われます。名前、電話番号、住所は絶対に伝えてはいけません。
架空請求の迷惑メールが届くとほかの不当請求が来る可能性が高いので早めに受信拒否対策をしておきましょう。
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