「押し貸し詐欺」出会い系サイトで口座情報を伝える危険性

出会い系サイトで口座情報を聞かれることがあります。
手口としては、「あなたに当選金が当たったので振り込みます」と言った当選金詐欺や支援詐欺で連絡して来ることが多いです。

口座情報を聞いてくる迷惑メールの例

このような誘いに安易に乗ってしまうのは危険です。出会い系に「口座情報を教えても危険はないだろう」と考えるのは少し甘いです。出会い系サイトに口座情報を教えても普通は何も起こりません。ただ、少ない可能性ですが、詐欺被害に遭う場合もあるので口座番号を教えてしまった人は、「押し貸し」について覚えておいてください。

口座情報を教えた場合に被害に遭う危険があるのは「押し貸し」と呼ばれる詐欺行為です。

押し貸しとは、借りた覚えのないお金を口座に振り込んできて後から法外な金利でお金を請求してくる詐欺手口です。

押し貸しを行っているのは、闇金などの犯罪組織で、出会い系サイトとは直接関係がなさそうに見えますが、悪質な出会い系サイトが犯罪組織とつながっている場合もあれば、収集した情報を悪質業者に売っているケースも考えられます。

この「押し貸し詐欺」は法律に違反しているので、勝手にお金を振り込まれて相手が請求してくる金利などは払う必要はありません。ですが、この押し貸しをしている相手が大変危険な相手なので、口座情報を教えてしまった人で、その後の対応に自信がない人は下の対応をしておくことを強くお勧めします。

・教えてしまった銀行口座の解約
・相手に知られている携帯電話番号の変更

下に押し貸しに遭った人の具体例がかかれているので載せておきます。
【詐欺】「勝手に振り込まれた3万円」

詐欺師から電話がかかってきてもしっかりと断れる自信がある人は、口座解約や電話番号変更などをする必要はありません。
ただ、違法な支払いで払う必要がないことはわかっていても人間には恐怖心というものがあり、いきなりの電話でドスの聞いた声で脅しのプロから連絡があれば、理屈はわかっていても恐怖で行動できないことがあります。
脅しを受けた時の自分の対応に自信が持てない人は、相手との連絡方法を事前に絶っておけば連絡が来ることもないので被害に遭うことはありません。

時すでに遅しでお金を振り込まれ、電話がかかってきてしまっている人がいたら、法律に詳しい弁護士に相談するなどして早めに対応をする必要があります。一度被害に遭うと「押し貸し」をしている業者の間で情報が伝わり、被害が拡大していく危険もあるので、このような悪質な業者とは絶対に関わってはいけません。

悪質業者の被害に遭わないようにするためには、利用者が犯罪組織に関わらないようにする努力も必要です！

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2013/12/19作成 2023/7/28更新
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